ポインセチアを上手く育てたい。枯らさないで来年も楽しんじゃおう!!
クリスマスの花と言っても良いぐらい12月の花屋さんにならぶ赤と緑の花、ポインセチア。クリスマス過ぎたら枯れちゃうと思っていませんか?
育て方がわかると、毎年楽しめる花なんです。上手に育てて毎年咲かせましょう。
ポインセチア
基本情報
常緑低木
学名 :Euphorbia pulcherrima
和名 :ポインセチア、ショウジョウボク(猩々木)
原産地:メキシコの山地原産
開花期:12月~2月
花言葉:私の心は燃えている・聖夜・元気を出して
耐寒性:弱い
耐暑性:やや弱い
ポインセチアはメキシコ山地のユーフォルビア・プルケリマを改良してつくられました。野生種は寒さにも多少耐えますが、園芸品種は寒さに弱いので8℃以上を保ちたいです。
赤くしたい
冬を越し暖かくなってくると、緑の葉っぱを出してドンドン育ちます。夏は緑色の観葉植物になります。
赤い葉っぱの様なものは、苞といい本当の花の周りにつくられます。花は苞の中心にある黄色ろい部分です。
方法
ポインセチアは日長の時間が短くなると花芽をつける短日植物で、10月下旬ごろから花芽分化が始まります。ちなみに、寒さには弱いので室内管理になります。
お部屋の電気でも昼間と勘違いしてしまうので、9月から11月に短日処理をおこないます。夕方5時から翌朝8時まで段ボールなどをかぶせて、苞が完全に色ずくまで処理を続けましょう。
クリスマスフラワーといわれる訳
クリスマスカラーは、赤はキリストの血・緑は聖母マリアとキリストを枝を下げて隠した常緑樹のモミの木・白は純潔を表します。葉が赤・緑、樹液が白のポインセチアは、クリスマスにピッタリです。
また、赤い苞や黄色い花がベツレヘムの星を連想させるので聖夜という花言葉をもつので、クリスマスに飾る理由であるとされています。
冬越し
クリスマス時期に飾り、なんだかポロポロと葉っぱが枯れてきちゃいます。温度と日当りが欲しいポインセチア。
昼間は窓辺に置いて、夜は暖かい場所へが理想的です。お水は少なめに3~5日に一度のペースで大丈夫です。*1
それでも緑の葉っぱが枯れてきちゃっても見捨てないで。春になれば緑の葉っぱが出てくるかもしれません。
【緊急事態】
お隣さんのポインセチア。戸外に出したままですが、枯れていません。
寒さには弱いはずのポインセチア。戸外なので日当りは良いのですが。
品種改良が進んだのか、暖冬の影響か。にしてもな~。
今後も観察続けてみます。
まとめ
クリスマスフラワーともいえるポインセチア。実は非耐寒性常緑低木なんです。(寒さには耐えられない常緑低木なはず…)
温度・日当り・水やりを注意すれば冬越しが出来ます。翌春に1/3ぐらいに切り戻しをして緑の葉っぱが出てくるのを待ってみましょう。
秋には短日処理をして赤くすれば、またクリスマスを盛り上げてくれるでしょう。
*1:過湿に弱いのであげすぎ注意。